『週報』北野唯我のブログ

北野唯我のブログ、プロフィール、経歴など。人材領域をサイエンティフィックに、金融市場のように捉える為の思考実験の場。

2018-01-01から1年間の記事一覧

問題を「センター」から解くか? 「サブ」から解くか?

「なぜ、転職の思考法は売れてるんですか?」 先日、WeeklyOCHIAIという番組に出させてもらった。その中で、NewsPicksの佐々木紀彦CCOからこんな質問をもらった。 そのとき、僕は「消費者から見た理由」を答えたのだけど、いまいち、しっくりこなかった。ず…

【天才を殺す凡人】がついに、書籍化。日経新聞出版×北野唯我

来年の頭、「凡人が天才を殺すことがある理由」というコラムが、日本経済新聞出版社より書籍化されます。 (原文はこちら) yuiga-k.hatenablog.com 今回、その書籍の付録に載せる「感想」や「意見」を、読者から募集しています。一緒にこの本を完成させてく…

Noteにて記事を更新しました

今後、Noteを中心に、記事を書いていこうと思います。 記事を書きました! note.mu

人生とは「オセロ」

いつだってそうやん、人生ってホンマにオセロ。昨日まで文句を言っていた人も、成果を出した途端に「白!白!やっぱり〜!俺も白と思ってた!」と言い始めるそれはそれで大事な人なんだけど、でもやっぱり一番大事なのは、黒の時でも一緒にいてくれる仲間。…

組織における「秀才」の役割が、明らかに変わってきた。

※この記事は「凡人が天才を殺すことがある理由」の続編です 「大企業において、"進化を阻止するパワー”は、なにか」 ー最近、そればかりずっと考えている。その目的は、ある文章の続きを書くためです。 yuiga-k.hatenablog.com 通称「天才・秀才・凡人」と呼…

日本にもっと、自由な転職を。「他人に憧れるような会社で働くことは、誰を幸せにするのだろう?」

「他人に憧れるような会社で働くことは、幸せに必ずしもつながらない。」 最近、テレビやネットのnewsを見て、そう思う機会が増えた。その背景にあるのは 「会社で働くことは、誰を幸せにするのか」 という本質的な問いを今、日本人全体が突きつけられている…

ラジオに出演/「週刊 東洋経済」掲載/「マッキンゼーが3位の就活ランキングって、意味ないですよね?」など

最近、いろんな人から「力を貸そうか?」と言っていただくことが増えたのですが、今週も、たくさんの方に力を借りました! 多謝多謝。。。 1.今週発売の『週刊 東洋経済』に取材されたコメントが掲載されています いろんなご縁があり、東洋経済さんに取材い…

「映画は1.4倍でみます」と言ったら、女の子に死ぬほどドン引きされた話

事件が起きた。あれは多分秋だったと思う。全てはこの一言から始まった。 「俺、映画、1.4倍速で観るんだよね」 隣にいた女の子は、「え?」みたいな驚いた表情を見せた。そしてその2秒後に「は?」みたいな軽蔑するような顔に変わった。なぜなら彼女には「…

思考を本質に近づけるための、最強の思考法 ーアンカーマンの技術ー

「会議の場で、どうやって一目置かれる発言をするか」 それはビジネスパーソンにとって重要なテーマだ。なぜなら仕事上の印象は「話す時の実力」によって強く決定づけられるからだ。 ある著名なコピーライターはこう語った。 「伝え方が9割? そんなの絶対嘘…

日本の課題を表す、10・20・35・130問題。ーなぜ、人材領域に人と金が集まってきているかー

「日本の課題を3つ挙げよ」 と、聞かれたらあなたはなんと答えるだろうか。 先日、リクルートが1,300億円でグラスドア社を買収した。このニュースは、人材領域で働く人間に衝撃を与えた。国内最強の人材会社は、2012年買収したIndeedに加えて、世界で最強と…

「能ある鷹も30になれば、爪が死ぬ」本が二冊出ます

今年、2冊の本を出します。 1冊は「市場価値の作り方」がテーマで、ダイヤモンド社から。2冊目は「組織における、才能の活かし方」がテーマで、日本経済新聞出版社から出ます。特に2冊目は以下のブログが元になっています。 yuiga-k.hatenablog.com つま…

【テレ朝:ワイド!スクランブルに出ました】なぜ今、東大生は「外資コンサル>官僚」なのか。について

テレビ朝日の「ワイド!スクランブル」さんからインタビュー頂き、本日4月3日(火)の放送で、写真付きでコメントが掲載されました。 *引用:テレビ朝日「ワイド!スクランブル」 4月3日(火)より 今回スクランブルさんから、質問頂いた内容は「なぜ、東大生は外…

卒業するインターンへ、大真面目に「5つの言葉」を贈りたい

春になり、うちのチームから、20名近いインターンが卒業する。 毎日のように顔を合わせていたインターンが卒業するのは、少しだけ寂しい。卒業式への参加を終え、僕は問いかけた。 彼らに言葉を贈るとしたら、なにを選ぶだろうか。 言い換えれば、自分が22 …

今朝の日経新聞1面に載っております

知り合いからのメッセージで目が覚め、日経新聞を買ったところ、 今朝(3/15)の日本経済新聞社の1面に、名前付きで掲載していただいておりました。 [論旨] ・世界で勝つためには日本企業の賃上げが必要なのではないか? ・それが出来なければ、グローバル…

「嫉妬と恐怖」を、マネジメントする力

あなたにとって 「21歳の自分に伝えたかったこと」は、なんだろうか? 最近聞いた話だが、心に響く文章には法則があるらしい。それは「特定の人」に向けて書かれた文章だ。ここまではよく聞く話だが、この「特定の人」とは実は2パターンあるらしい。1つは…

「外コンからなんで人材領域に来たんですか?www」に真面目に答えよう

今、「日本の生産性の低さ」が問題になっている。 そして、この問題は往々にして労働時間と紐付けられて語られる。 しかし、私は、「何が日本全体の生産性に最も大きな影響を与えるか?」と聞かれたら、間違いなく【人員配置】だと思うのだ。 外コンを辞め「…

【続編】天才を殺すのは、実は「秀才」ではないか?等への回答10選

先週の金曜日、ある記事を書いた。 「凡人が天才を殺すことがある理由」 yuiga-k.hatenablog.com この記事は、12%の「高いエンゲージメント率」をキープしたまま、大台となるpvを超え、FBシェアだけで5,000を超えた。その過程で、様々な質問や指摘があった。…

凡人が、天才を殺すことがある理由。ーどう社会から「天才」を守るか?

「どうして、人間の創造性は、奪われてしまうのだろうか」 ー 天才と呼ばれる人がいる 天才は、この世界を良くも悪くも、前進させることが多い。だが、彼らは変革の途中で、殺されることも多い。それは物理的な意味も、精神的な意味も含めてだ。 以前から、…

多くの経営者が魅力的である理由。ー ゴリラに学ぶ「戦わずして勝つ」思考法

孫氏いわく「戦わずして勝つ」が最強だが、 これは生物界でも同じだ。 例えばゴリラはドラミングをして、互いの種を攻撃しあうことを避ける。なぜなら、攻撃しあうことは、結果「種としての生存確率を下げること」が明白だからだ。同様に、真に賢い人間こそ…

年をとるほど「躊躇なく10点」をつける力が最強である理由

「年をとる」と「大人になる」は、一緒であるか? と聞かれたら、あなたはなんと答えるだろうか。両者は似ている。だが、少しだけ違う。まず、“大人になる”とは「価値のベクトルが180度変わること」だ。具体的には“価値をもらう側”から、“与える側になること…

金曜の夜に「早く月曜こないかな」と呟いたら、女の子にブチ切れされた話

ああ。なぜ男とはここまで愚かなものなのだろうか。言ってはいけないことを言ってしまった。全てはこの一言から始まった。 「早く月曜来ないかな」 魔弾だった。他意はなかった。だが、一度放った言葉はめちゃくちゃに世界を巻き込み、彼女の鼓膜までたどり…