「能ある鷹も30になれば、爪が死ぬ」本が二冊出ます
今年、2冊の本を出します。
1冊は「市場価値の作り方」がテーマで、ダイヤモンド社から。2冊目は「組織における、才能の活かし方」がテーマで、日本経済新聞出版社から出ます。特に2冊目は以下のブログが元になっています。
つまり「才能」についての本です。世の中にとって意義のある本にしたいので、リアルな企画書を全公開し、もっとこうした方がいいなど、フィードバックを募集しております。共感した部分、この本を通じて僕が世の中に代弁すべきことがあれば、ぜひ教えていただけませんか。
▼書籍② 日本経済新聞出版社 冬頃発売
『天才・秀才・凡人--3つの才能を活かす、それぞれの方法』(仮)
<キャッチコピー>
「凡人が天才を殺すことがある理由」PV30万に達した話題のネットコラムを書籍化!
◎世の中には「天才」と「秀才」と「凡人」がいる。三者の間にはコミュニケーションの断絶がある。凡人は天才を理解できず、排斥する。秀才は天才に憧憬と嫉妬心をもつが、天才は秀才にそもそも関心がない。秀才は凡人を見下し、凡人は秀才を天才と勘違いしている。――18年3月16日に「ITMedia」にも配信された「凡人が、天才を殺すことがある理由。――どう社会から「天才」を守るか」と題されたコラムがバズ(BUZZ)った。
◎ビジネスコラムとしては、異例の30万PV、フェイスブックのシェアは2万4000に達した。またビジネス向けネットメディアであるNewsPicksに転載されると、その反響(コメント)は2200に及んだ。さらに、このコラムの反響を取り上げた2回目のコラム「天才を殺すのは、実は「秀才」ではないのか?等への回答10選」も、フェイスブックのシェアだけで5000を超え、「天才・秀才・凡人」を巡るネット上の議論はいまも続いている。またコラムには、アスリートの為末大、コーン・フェリー・ヘイのシニア・パートナー山口周、マンガ『左利きのエレン』作者かっぴーら著名人も多くコメントをした。
◎本書はこのコラムのテーマを掘り下げ、書籍化するもの。「会社や世の中における天才、秀才、凡人とは?」「ひとりの人間の中における天才、秀才、凡人要素とは?」「三者を隔てている壁を超え、創造性を発揮するには?」などの論点を議論していく。
◎著者の北野氏は博報堂に入社後、BCGを経て、上位校学生を対象にした就職ポータルサイトを運営するワンキャリアに参画、サイトの編集長としてコラム執筆や対談(田原総一朗/為末大/茂木健一郎/村上憲郎/岩瀬大輔/山崎直子/南壮一郎/本城慎之介/曽山哲人/早野龍五/遠藤謙ら)、企業現場の取材を行っている。
<目次案>
序 なぜ、天才は凡人に殺されるのか?
第1章 天才・秀才・凡人たちの群像
・他人の目を全く気にしない、KYだった少年はやがて「天才」になった
・「バカとは仕事したくない」この人は天才だと感じたエピソード
・見えないものが見える。だから天才は「なぜ?」と聞かれても答えられない
・どこまでいっても器用貧乏?そんなことない、天才を支える「最強の秀才」の価値
・世界最高峰のコンサルで見た「ロジック」だけの人は、結局、営業でつまづく
・天才は「物理」の世界で生き、秀才は「法律」の世界で生きる
・世界のビジネスを支えるのは、1割の秀才たちの「再現性」のおかげ
・共感を生み出す凡人がSNSという武器で最強になれる時代
・文学好きのマイルドヤンキーが「若者のカリスマ」になりえる理由
・共感を軸にした判断はしばしば「愚民政治」を招きやすい?
第2章 それぞれの才能を殺さず、どう活かすか
<天才へ>
・「誰からも理解されない」から脱出するには、具体的な1人だけを思い浮かべること
・「なぜそうか」を説明できなくても、「その結果誰が幸せになるのか」を説明せよ
<秀才へ>
・ロジックは「相手の文脈」と「アナロジー」を使えば凡人にも理解される
・天才と同じ発想はできなくても「同じ高さでものを見ること」であなたの価値は100倍になる
<凡人へ>
・普通の人にも分かる言葉。それを通訳する一番の武器は「例えばどういうこと?」という質問
・言葉に磨きをかける。「最強の言葉」でただの凡人から脱出せよ
第3章 組織が才能を生かしながら、進化するには
第4章 社会としてどうやって才能を守り育てていくのか?
第5章 先達に聞く 明日からできる才能の伸ばし方
終わりに なぜ、才能を活かす必要があるのか
※許可を得て「本の企画書」をそのまま掲載しています。
これが2冊目です。
▼書籍① ダイヤモンド社 『転職の思考法』 6/20(水)発売
この本は「自らの市場価値の作り方」がわかる本です。
現代は、二人に一人が転職する時代ですが、いまだに「転職の話を社内ですること」はタブーとして扱われることも多い。この本を通じて、私が成し遂げたい世界感はまさに「このタブーを破壊すること」です。もっと「転職の話」をカジュアルでオープンに話せる世界にしたい。そしてこのタブーを破壊することは、働く人々だけではなく、組織や社会にとっても「ポジティブな影響」を確実に与えます。なぜなら
・強い組織とは、社員が「いつでも転職できる」けど「あえてしない組織」だから、です。
現に、有名なプロ経営者である村上憲郎氏はかつて、こうおっしゃっていました。
「最終的に転職するような優秀な奴は、在籍しているときは、必死になって会社という『みこし』を担いでいるわけでしょ。辞めるまではさ、一生懸命、会社を担いでくれる人材なのよ。でね、反対に、一生この会社にしがみつくぞ、みたいな奴はさ、おみこし担いでいるふりして、ぶら下がっているわけよ。人事部が大事にしなきゃいけないのは、ぶら下がっているやつじゃなくて、もしかすると3年後にいなくなるかもしれないけど、今必死に担いでるやつなんだよ。ほんとに担いでくれるやつだったら数年勤めてくれたら御の字じゃないの? そういうふうに人事部も考え方を変えないと」
私はこの意見に100%同意します。でも問題は「いつでも誰でも、転職できる状態をどう作るのか?」なのです。
この『転職の思考法』という本はそれら全てを包括的に捕え、最後にはあなたの背中をグッと勇気づけるようなものにしたい、そう思い、魂を削りながら作りました。会社や国が守ってくれないこの時代の「最高のビジネススキル」、それは間違いなく「転職の思考法」です。そしてそのスキルを求めているのはあなただけではないはずです。だから問います。
こんな時代に、しっかり、あなたの市場価値を見つめる機会を持ちませんか?
その答えが載っています。6/20(水)、ダイヤモンド社より発売です。
▼なぜ、やるのか?
僕は普段、人材領域に身を置きながら、1つ確信したことがあります。それは
・どの国の未来も、若くて才能があり「ちょっとだけ変な子」の肩にかかっている
ということです。振り返ればいつもそうでした。どんな組織の中にも「普通にいるとちょっと浮く子」が存在します。僕は彼らが大好きです。ですが、この国では横並びで意志を持たない人間が推奨されるため、彼らは排斥される傾向にある。嫌われる傾向にある。
だが、振り返ってみると、どんな組織でも新しいことを作り始めるのは「才能があるちょっと変わった子」だなと思うのです。なぜ、「ちょっと」なのか。それは彼らの知性に起因します。彼らは賢いですので成長の過程で「一応」社会で撲殺されない術を身につけているのです。能ある鷹のように「爪を隠している」のです。だから普通の人からみると「ちょっと」にしか見えない。しかし、才能というのは残酷なもので、砥がれることのない才能はいずれ腐り落ちます。二度と使えなくなるわけです。
そうなるともはや「爪が金色に輝くこと」は一生ありません。
僕は今30歳ですが、このタイミングは、まさに「黄金の爪が腐るか、腐らないか」の瀬戸際のタイミングであるのではないかと感じるのです。だからこの時期に、2冊の本を出したいと思いました。目的は同じです、「人の才能を活かすこと」です。
若い頃、自分は腹の中に「情熱を飼っている」感覚を覚えていました。原理はよくわからないのですが、なぜだが生きていて「心が燃えたぎる瞬間」が存在していたのです。
その情熱は明らかに周りの空気を一瞬で変える迫力がありました。高校生の時に社会起業家的な活動をし、成果を出したときもそうでした。理由はわかりません。ですが、なぜだが心からマグマのように煮えたぎる情熱が僕の身体を動かし、この世に吠えさせる瞬間があるのです。世界を1%でも前進させろ。さもなければ俺は生きている価値がない。
当時の自分は、自分が自分に対して何に情熱をかけられるのか、熱くなるのか、つまり「自らのトリガー」を理解していませんでした。ですが、最近になり気づいたのです。私は「社会で抹殺されるようなレアな才能」がこの上なく好きで、そしてその爪が腐りかけている瞬間を見たとき、腹の奥底からふつふつとマグマのように燃え上がる「情熱」と「怒り」がわいてくるのです。
その原子はエゴのようなものに近いかもしれません。自分ならその才能を正確に理解し、そして苦悩までも正確に描写できる、なぜなら自分も同じ人種であるから。そういう、ナルシシズムの一種かもしれません。ですが、それがトリガーであり、自分を動かす「マグマのトリガー」なのは事実だったのです。
そして、黄金の爪を持った若い才能の多くも、実は腹の底でマグマを持っているのです。その炎は、どれだけ隠していても話せば一発でわかります。目の奥が求めているからです。でも、それは成長の過程で隠され、活用されないまま終わってしまっていることも多い。だから僕はそれを引っ張り出したい。そう思って文章を書いています。
そもそも書籍とは、なんのために存在するのか。それはリアルでは限界があるから。イベントや個別で話すのでは限界がある。自分の身体には限りがある。しかし、それを本にすることで、より多くの才能を活かすことができる。だから出したいし、売りたいのです。
▼共感してくれる方を募集中
もし、少しでも何か刺さる部分があったら、以下のフォームからぜひ、感想・意見を教えてください。僕が世の中に代弁すべきこと、取り上げるべきこと、それを教えてもらえませんか?
また、もし、プロモーションに関して本気で手伝ってくれる方がいれば、ぜひ、お力をお貸しください。(すでに1冊目に関しては20名近いメンバーが協力してくれているのです)
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