『週報』

北野唯我のブログ。人材領域をサイエンティフィックに、金融市場のように捉える為の思考実験の場。

労働マーケットの記事

組織における「秀才」の役割が、明らかに変わってきた。

※この記事は「凡人が天才を殺すことがある理由」の続編です 「大企業において、"進化を阻止するパワー”は、なにか」 ー最近、そればかりずっと考えている。その目的は、ある文章の続きを書くためです。 yuiga-k.hatenablog.com 通称「天才・秀才・凡人」と呼…

日本にもっと、自由な転職を。「他人に憧れるような会社で働くことは、誰を幸せにするのだろう?」

「他人に憧れるような会社で働くことは、幸せに必ずしもつながらない。」 最近、テレビやネットのnewsを見て、そう思う機会が増えた。その背景にあるのは 「会社で働くことは、誰を幸せにするのか」 という本質的な問いを今、日本人全体が突きつけられている…

日本の課題を表す、10・20・35・130問題。ーなぜ、人材領域に人と金が集まってきているかー

「日本の課題を3つ挙げよ」 と、聞かれたらあなたはなんと答えるだろうか。 先日、リクルートが1,300億円でグラスドア社を買収した。このニュースは、人材領域で働く人間に衝撃を与えた。国内最強の人材会社は、2012年買収したIndeedに加えて、世界で最強と…

「外コンからなんで人材領域に来たんですか?www」に真面目に答えよう

今、「日本の生産性の低さ」が問題になっている。 そして、この問題は往々にして労働時間と紐付けられて語られる。 しかし、私は、「何が日本全体の生産性に最も大きな影響を与えるか?」と聞かれたら、間違いなく【人員配置】だと思うのだ。 外コンを辞め「…

【続編】天才を殺すのは、実は「秀才」ではないか?等への回答10選

先週の金曜日、ある記事を書いた。 「凡人が天才を殺すことがある理由」 yuiga-k.hatenablog.com この記事は、12%の「高いエンゲージメント率」をキープしたまま、大台となるpvを超え、FBシェアだけで5,000を超えた。その過程で、様々な質問や指摘があった。…

凡人が、天才を殺すことがある理由。ーどう社会から「天才」を守るか?

「どうして、人間の創造性は、奪われてしまうのだろうか」 ー 天才と呼ばれる人がいる 天才は、この世界を良くも悪くも、前進させることが多い。だが、彼らは変革の途中で、殺されることも多い。それは物理的な意味も、精神的な意味も含めてだ。 以前から、…

地方から人が消えるのは「日本のあるべき生存戦略」

— 生物は時として「理解不能な行動」を取ることがある。 東京には毎年45万人の人間が全国から集まってくる。一方で、過疎地から人はどんどん離れていく。一体、この“ねじれ”は何によって起きているのだろうか? この現象は「日本を1個の生き物」として捉え…

「ルンバ」の数を、犬の水準(900万匹)まで真剣にあげるべきと思う理由。

— 丸くて、可愛くて、家族みたいな存在 と、聞いて皆さんは何を想起するだろうか? “それ”は日本の犬や猫に続いて飼われているペットである。 http://www.asahigroup-holdings.com/company/research/hapiken/maian/bn/201103/00373/ 答えは、もちろん「ルン…

「年俸1億サラリーマン」を観光業に生めるかが日本経済の行く末を決める理由を話します

私は、よくこう考えます。 — もしも、「すべての努力が報われない」としても、それでも人々は頑張り続けることができるだろうか? と。 私たち日本人は、小さい頃から常にこうやって教わってきました。 努力は報われると。 しかし、ことビジネスの世界におい…

「仕事を失いたくない」それしか仕事に求めない僕らの悲しい現実

今から私は少しだけ悲しい話をします。 それは日本人が実は「思考停止したロボットだ」と言う話です。私や皆さんのご両親は、家庭の中では人間味のある優しい人かもしれません。ですが、職場においては悲しいですが、「思考停止したロボット」になっている。…

今後の人材エージェントの唯一の社会的価値。チョッパーを見つけた「ルフィ」編

ある時、私はONE PIECEを1.4倍速で見ながら、ふと、こう思いました。 チョッパーって、ルフィに付いていって本当に幸せだったのかな?と。 チョッパーは作品の中で、元いた島を離れ、麦わらの一味に入ることを決意しますが、これは冷静に考えてみると「死ぬ…

この国に「希望」はある。だが、「うまく語れない」、それだけだ。

「この国には何でもある。だが、希望だけがない」 村上龍はかつて著書の中でこう語った。出版から10年経った今でも、この言葉は日本経済を的確に表しているといわれる。 だが、私は違うと思う。 今の日本経済を描写するとしたらこうだ。 この国に「希望」は…