『週報』北野唯我のブログ

北野唯我のブログ、プロフィール、経歴など。人材領域をサイエンティフィックに、金融市場のように捉える為の思考実験の場。

キャリア論

組織における「秀才」の役割が、明らかに変わってきた。

※この記事は「凡人が天才を殺すことがある理由」の続編です 「大企業において、"進化を阻止するパワー”は、なにか」 ー最近、そればかりずっと考えている。その目的は、ある文章の続きを書くためです。 yuiga-k.hatenablog.com 通称「天才・秀才・凡人」と呼…

日本にもっと、自由な転職を。「他人に憧れるような会社で働くことは、誰を幸せにするのだろう?」

「他人に憧れるような会社で働くことは、幸せに必ずしもつながらない。」 最近、テレビやネットのnewsを見て、そう思う機会が増えた。その背景にあるのは 「会社で働くことは、誰を幸せにするのか」 という本質的な問いを今、日本人全体が突きつけられている…

卒業するインターンへ、大真面目に「5つの言葉」を贈りたい

春になり、うちのチームから、20名近いインターンが卒業する。 毎日のように顔を合わせていたインターンが卒業するのは、少しだけ寂しい。卒業式への参加を終え、僕は問いかけた。 彼らに言葉を贈るとしたら、なにを選ぶだろうか。 言い換えれば、自分が22 …

「好きを仕事にする」理由、ロジカルに説明できますか? 為末×北野

トレードマークの“あご髭”に手を当てながら、為末さんは呟いた。 「自分の人生を生きる、これにしよう」 テーマが決まった。今年の夏にインタビューしてから半年。何回か打ち合わせを経て、対談のテーマが決まった。そして先週末、中目黒で、15名限定のトー…

「25歳以降」は挑戦できない。 あまりにも早く「会社との結婚」を求められる僕たち

UFJの預金残高は、赤信号を灯していた。 もともと数百万円以上あった貯金残高は、ついに7万円を切った。そして俺は今、無職、26歳。握りしめた手には「夜行バスのチケット」以外何もなかった。 新宿駅のバスターミナルに降り立ち、朝日を見ながら俺は悟った…

「適職と、天職の違い」で悩む、35歳。

先日、中目黒で30歳前後の人に向けた、トークイベントを行った。会場から見ると、まさに対照的な二人が話しているように見えただろう。 相方の高木は、いかにも「クリエイターっぽい」金髪の男。僕は、いかにも「アナリストっぽい」神経質そうな黒髪。 そん…